大阪市立住まいのミュージアム 大阪くらしの今昔館 〒530-0041 大阪市北区天神橋6丁目4-20 TEL 06-6242-1170

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江戸時代の暮らしがよくわかる

町家のデザイン

鬼面の鬼瓦

江戸時代、京・大坂では鬼瓦には鬼面が専ら用いられていた。この鬼瓦は実際に北船場で用いられていたものを型取ったもので、江戸時代の雰囲気をよく残す。時代が下がると鬼の表情は優しくなるといわれる。

蟇股(かえるまた)

蛙が股を広げたような形をしていることからその名が付けられた蟇股、神社や寺院建築にはよく見られるが、ここでは屋根看板を支えている。全体に繰形装飾が施され、中央には家紋の浮き彫りが飾られている。

持ち送り

通り庇を支えるために柱に取り付けられた持ち送り。本来は構造的な部材であるが、装飾的に仕上げられている。

袖壁

火事の絶えなかった大坂では、2階正面の両端に延焼を防ぐため漆喰塗りの袖壁が設けられていた。下の角を円形としたり繰形の装飾を施すなど、意匠的な工夫がみられる。

箱階段

階段の下に引き出しや戸棚などの収納空間が設けられている。ここには、狭い町家の空間を可能な限り有効に利用する生活の知恵がうかがえる。

格子

昼間の町家では室内から格子窓を通して外の様子よく見えるが、反対に外から室内はほとんど見えない。デザインの違いによって米屋格子・酒屋格子・炭屋格子などと商売と関連させて名付けられたり、大坂格子・京格子・堺格子など地名を冠して呼ばれている。

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匠の技

継手・仕口

木造建築は、多くの部材を組み合わせて一つの建築につくられるが、その部材を適切な形に刻んで組み合わせる工法が継手と仕口である。継手は2本の部材を長さ方向に継ぎ合わせるもの、また仕口はある角度(多くは直角)をもって組み合わせるものである。ともに木材の性質と建築的見栄えが考慮され、建ち上がってしまうと目立たなくなるが、一度組み合わせると簡単にははずれることがないように工夫が凝らされており、さまざまな型が伝えられている。

小舞壁

伝統的な土壁の工法の一つで、藁縄で竹を縦横に組んだ小舞下地を作り、まず片面に藁スサを混ぜた壁土を塗り(荒壁)、次に荒壁が乾燥する前に反対側を塗り(裏返し)、さらに中塗り・上塗りを施して仕上げる。

和釘

現在一般に用いられている釘は、鉄線から機械によって作られている円形断面の丸釘であるが、明治初年までは手加工による角形断面の和釘が使われていた。使用箇所に応じてさまざま種類があり、大きさや頭の形が異なっている。

こけら葺き

椹(さわら)を薄く削いで作った厚さ3mm、長さ20~40cm、幅9cmほどの木片、つまりこけら板を何枚も重ね合わせて葺いた屋根。こけら板を竹釘でとめていく。

エイジング

人がそこに住んでいたという雰囲気を出すために、各町家は建築年数を設定し経過年数に応じて汚れなどを演出。

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